2025.03.28 12:45Extra26:風邪ガウラの自宅。ヴァルはいつものように早めに起き、朝食の準備をしていた。今日はガウラもヴァルも珍しく予定がない日。1日ゆっくりできるだろう、何をしようかと考えながら、ヴァルは手際よく準備を進めていた。……ガタンッ!急に2階の方から何かが倒れた音がした。ガウラが起きたのだろうか?それにしては大きな音だと思ったヴァルは、付けていた火を止め2階に...
2025.03.26 04:30Extra25:切に願うガウラは不滅隊兵舎に居るであろうヴァルの元へ向かいながら、考えていた。先程のヘリオの取り乱し様、あれ程感情を露わにしたところを見たのは初めてだ。それも本体であるガウラの心を掻き乱すほどの感情など、感じたこともなかった。元々1つだったガウラとヘリオは、何かと互いに共感されやすい。それは痛みであったり感情であったりと様々だ。「ガウラ?」「あ、...
2025.03.26 00:10Extra24:感じたことのなかった感情双蛇党からの依頼でとある洞窟にやって来たアリスとヘリオ。元々帝国側に雇われていた、奪略行為を行う傭兵集団の殲滅という依頼だ。ところどころに大きなフロアがある程のダンジョンで、2人は警戒しながら進んでいく。傭兵たちの話し声が聞こえ始めたところで2人は顔を合わせ頷き、更に警戒をしながら歩いた。傭兵たちが居たフロアは天井部分が開けており、木々は...
2025.03.03 14:47Extra23:いつか「遅いですね〜」「……」「何かあったのかな?」「あの2人なら大丈夫だろう」急にガウラが別行動をすると言い出し、ヴァルを連れて離れた2人。置いていかれたアリスとヘリオは、暫く2人を待っていた。心配し始めたアリスは時々トームストーンでガウラにチャットを送っている。そんな様子を見てヘリオは軽くため息をついた。「…あんたは、顔を見て話せるな?」「...